◇おたより18号◇
2017年6月
長野県佐久市の相馬です。
6月より活動場所が佐久市を中心に10カ所になりました。口コミで地域のサロンに伺う機会も増えました
最近では介護職員や市の高齢者福祉課の看護師、介護を勉強している学生もいました
デイサービスから職員と一緒に外出してゲームに参加してくださる人もいます
ある学生さんはこんな感想をくれました
「コミュニケーションのとり方をもっと知りたい、先生に学校に来てもらえないか聞いてみます」と。ゲームの進め方や内容の感想でなくてコミュニケーション、接し方が印象に残るなんて感性が豊かだなあ、嬉しいなあと単純に思い直ぐパンフレット等渡しました。
また、要支援のお母様の介護に悩んでいた娘さんからの依頼でゲームに参加していただきました
外出が嫌でデイサービスも渋っていたそうです。やっとの思いでお迎えしました
ゲーム後、娘さんからのそのままの言葉です。 感激しました。
「(ゲーム終わって)帰って来た表情が凄く良くて聞いたら『凄く楽しかった、ありがとう』って涙を流して喜んだ。私も嬉しくて嬉し泣きしそうです。一日中表情が良かった。半分絶望的であきらめていた母の気持ちに光が差したような気持ち。家族にはできない、意欲を引き出してくれた。生きている喜びを感じた表情をしてくれた。うちにいても鬱々として何を言っても否定的、本当に悩んだ。今日の母は凄く明るく自信にあふれていた」
長くなりましたがゲーム自体というよりかことばの力、リーダーの姿勢、その場の雰囲気が先ずは大切だと感じています、しみじみ。
◇おたより17号◇
京都高齢者生活協同組合・くらしコープ 荒木昭夫
2017年5月14日(日)朝10時、比良山の麓、滋賀の里。「比良里山クラブ・ハウス」、小さな別荘という佇まい。この日10名。高齢者の集いです。リーダーさんは原口さん。
開口一番、「さあ、『夢の旅』に出かけましょう。あなたはどこへ行きたいですか?」「え?ああ、雲の上!」「はい。では雲の上へ出かけましょう~。終わる時間で、その感想を伺います。先ずは指の体操から・・・」、座ったまんまの、輪になっての、お手玉回し。半分立っての、しっかり立っての、また机に向かっての、と、矢継ぎばや。そのテンポに載せられて、こちらもノリノリ、の、フラフラ。白い紙が配られて、「縦に三つ折り、横に三つ折り、それで9コマの枠が出来ましたね。そこへ花の名前を書き入れて、読み上げましょう。」つまりそれが「花のビンゴゲーム」。カラフルなリボンを首に掛けて、ジャンケンで貰っていきます、これ、リボンゲーム。中でも「シーツ玉入れ」は、圧巻の集団ゲーム。俄然気持ちが一つになります。何という急速な集中! 右の人も左の人も、さっき出会った知らない人なのに、なんとこの連帯意識! はや戦友の気分でした。さて、「夢の旅を終えての感想は」、問われれば、「この時間全てが公正で平等で信じ合っていて、心と心が触れ合っていた、そんな時間を旅していたな。雲の上にはミサイルも飛んでいないし、なんとも平和な旅でした。と答えるつもりで居りましたが、その時間も残ってはいませんでした。
◇おたより16号◇
スズメの学校 松岡賀代子
リーダーを100回担当して認知症という言葉には全く縁のなかった私が、スリーAのインストラクター養成講座に参加する機会を得て、続いて養成講座の運営に関わっておられた原さんが『スズメの学校』を始めるについて、お手伝いをさせていただくようになり、早2年半が過ぎました。初めの頃は、どんな方がご参加くださるのだろうかと心配していましたが、原さんとおつき合いのある方々が訪れてくださり、教室の雰囲気を和やかにしてくださいました。自然とゲームや会話を通して、優しさのシャワーが降り注ぐようなそんな空間が生まれていたように思います。私事ですが、岡山から京都にある金光教の教会に奉仕するため転居してきたばかりで、
自分にできることはなんだろう…と悩んでいる時とも重なり、週一回のスリーAの教室に心をこめてお手伝いさせていただこう、と思ったことを覚えています。度々今日で何回目の教室とカウントしてくださるのですが、同じことを繰り返すことに対しては、あまり抵抗はありませんでした。なぜなら、教会でも毎日一日4回は同じ言葉を「拝詞」として神前で唱えており、心をこめて祈ることを大切にしているからです。私には、スリーAにも同じような信仰の世界に通じる感覚があるように思えたのです。
一日一日が「さら」であり、できなかったことができたり、逆の場合もあります。それでも参加者のみなさんと声をかけあいながら、笑ったり、歌ったりとお互いのふれあいが心地よい刺激となり、ここへ来てよかった、楽しかったと思ってもらえることを願っています。その願いが成就するにはどうすればいいだろうかと考え、みなさんを苗字ではなく、お名前で呼ばせていただいてはどうだろうかと思い、教室のゲームの間はそうさせていただいています。大きな名札を作ってもらい、毎回首から提げているのですが、回を重ねると顔と名前がわかるようになり、自然とみなさんも名前で呼ばれたり、親しくお話も弾むようになってきました。名前と顔が分かるということはとても大切なコミュニケーションだなと思いました。ご近所で度々顔を合わせる方がいても名前が覚えられなかったり、わからないということもよくあります。教室を通して、新しい人とのおつきあいが拡がるということも、参加されたみなさんにとって、とても素晴らしい出会いだと思います。『スズメの学校』は参加くださるみなさんの温かいお人柄が、そのまま優しさのシャワーになり毎週水曜日にはにぎやかな笑い声が生まれています。
新しいお仲間が増える度、教室のパワーもアップするので、これから先もどんな出会いがあるか楽しみにしているこの頃です。
◇おたより15号◇
認知症予防教室で 「笑顔がよくなった」 認知症予防教室「スズメの学校」は、6月16日で連続94回目になりました。この日は以前から認知症予防ゲームに関心が深く、ゆくゆくは積極的に教室を展開しようと考えているSさんの見学参加がありました。
Sさんとゲームを一緒にするのは半年ぶりです。以前も母と一緒でしたが今回半年ぶりに母の様子を見て、 以前より元気そうと言っていただきました。サポート役の私としては一番嬉しい言葉です。ちなみに母は100歳です。また、先頃、参加者のNさん(女性)83歳の御家族の方から「この頃母の笑顔が良くなった」とお伝えいただきました。
教室ではリボンとりゲームの優勝者の写真を撮ることにしているのですが、いままでは、Nさんが優勝されて写真を撮っても、 差し上げてもどうかな、と感じて反故にしてきました。ご家族の感想をお聞きするちょっと前に、優勝されたので、写真をお撮りしたのです。 「優勝記念の写真を撮ります」といったら、是が嬉しそうな良い笑顔で、「あら、あら、まあ」と言いながらVサインです。
言葉になっていなくても「心 声に発す」でしょうか。 太鼓の指揮もとってもらい、組み写真にして差し上げ、喜んでいただきました。ご家族もご覧になって、教室での様子が分かって、スリーAをよりご理解いただけると思います。 高齢の方の場合、気持ちがほぐれていないと結構こわい笑顔になるので、この度は本当に心底喜んで居られる様子に撮れて、万歳です。 (E.H.)
◇おたより14号◇
「講演会の参加者から」
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5月16日(日)に宇治市にある京都大学宇治おうばくプラザで開催した講演会に、ご参加くださった方が、 感想をご自分のブログに次のように掲載されました。 高林が平成5年の秋、初めて認知症予防ゲームに出あった時の驚きと同じ驚きを感じてくださったことを嬉しく思いました。ご本人様のお許しを得て、ここに転載させて頂きます。
(高林実結樹)
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認知症予防に向けた活動を実践しているNPO法人主催の講演会に参加しました。はずかしながら私は、こんなに認知症予防の成果例があるとは知りませんでした。 静岡県の看護師さんが提唱した認知症予防「スリーA方式」運動 ○ 明るく ○ 頭を使って ○ あきらめない を、 1 発病軽度ランク 2 グレーゾーン(MCI))
3 正常な方の3ランクに分けて実践した成果を紹介されていました。 高齢者人口が3500万人~4000万人で安定する2020年代の認知症高齢者は300万人を超えることが予想されます。 誰でも死ぬまで「楽しく生きたい」と望みます。しかし、じっとしていては望めません。
認知症には、早期診断・治療もさることながら、優しさのシャワーを浴びる様に学習や体操、遊びを楽しむ予防策が、とても大切だということが良くわかりました。また、介護保険制度も現状のままでは超高齢化社会に対応できない)介護保険料上昇、サービス不足)と言われています。 認知症のケアーや支援では、市町村が主体の取り組みとともに家族やヘルパーさんなど周囲の人々が共通認識を持ち、
心のケアーに協力することが必要だと説明されていました。 (T.S.記)
◇おたより13号◇
「北海道のテキスト読者から」(2010年3月2日)
まだ夜は冷え込み、マイナスの気温ですが、確実に春が近づいています。おひなさまが大好きで、毎年作ってきましたが、今年は思いがけず、 父や母と一緒に手作りタイムを楽しむことができました。 実は、今日は私にとって、記念すべき日です。
父の様子にかすかな不安をもった後、アッこれは・・・と、確信した日から100日になりました。100日というのは、HPに出ている「在宅での引戻し記録」、福井さんの体験を読ませていただいて、私もとにかく100日がんばろうと、目標にしてきたメドの日数でした。 毎日1時間の散歩を始め、必死で歩いた頃、冬に向かっての私の苦手な時期でしたけれど、
夫の「病院に行っても治らないのだから、毎日通うしかないなあ・・・」のことばに、実家通いのGOサイン、後押しをもらって、今日まで続いてきました。
明日から、また新しい100日、がんばりすぎずに、がんばります。アドバイスいただいた“ことば集め”を始めましたが、母が降参しそうになると、父が「こんなのあるぞ」と考え出したり、(でも自分で言った同じことばを何回も言ったりするのですが・・・)指を使ったリズム的なものより、父が乗って楽しめているようで、3人で大笑いしながら、行っています。また、家庭でできそうな良いものがあったら、どうぞお知らせください。まだ、京都も寒いですね。昔、冬に旅したことがあります。どうぞご自愛ください。
(N子)
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第2伸 広告パズルについて、メールをいただき、ありがとうございます。 今度是非やってみたいと思います。パズルは、100円ショップでジグソーパズルを購入し、色分けや、形分けなど探しやすいように段取りをし、やはり母や私も一緒になって、「これ、ここじゃない?」「これは?」などワイワイやっていました。
最後のパーツは、父がはめ込み、「あーできたねえ」で終ります。父は、「あー大変だった。今日も忙しい、いろいろやらされて・・・」と言いながら、満足そうにしています。テキストの「ゲームその1」の(1)(2)は、毎日のメニューにし、もうずっと続けています。 父の指の動きを見ると、その日の調子がわかります。
今日は、スムーズで脳の活性化が図られているなあ・・・とか、何回やっても、今日は4の指が5になっちゃうなあ・・・とか。 「一人で練習もしてねぇ・・・」などと言って私は実家をあとにして帰りますが、今日、母から、そっと教えてもらった話では、父が一人で指を動かしているのをチラッと見かけ、そっと気づかない振りをしたんだよ・・・とのこと。
初めてのことでした。いやいや付き合っていると思っていましたが、ちょっぴりは楽しみ、脳の活性化に良いとがんばろうとしている父に感激です。“どんぐりころころ”や“でんでんむし”は、「音楽は苦手」と言う父ですので、なかなかうまく行かず、このゲームでは、ちょっと行き詰っていました。 「ゲームその3」から最近始めた“ことば探し”が、親子3人ですごく考え楽しいのです。
母が、「うまくことばが浮かばない・・・」と、言うのですが、それがまた、父にとって、自分も捨てたものではない・・・と、ゲームに乗ってくれる結果になっているようです。私自身も、父や母の順番の時、ヒントを出そうと考えるので、60歳を目前にした頭を大いに働かせてとてもいいです。傍で見たら何をしているのか?と思われるような、動作化も交えるため、それが大笑いにつながり、今日も笑ったねぇ・・・と、終了しています。
笑って、笑って、じゃーまた明日・・・と、実家を後にできるのは、今の私にとって、ありがたく、幸せに思います。 明日は、デイケアの日ですが、1週間ぶりに入浴に行ってくれることを願いつつ・・・失礼します。 (N子)
◇おたより12号◇
「ほのかな幸せに出あえて」
2008年4月8日から開講したスズメの学校の20回シリーズの教室も4期目の終盤になった2010年1月26日77回目の教室で、得難い経験をしました。お手玉回しの後、真ん中に置いた籠にお手玉を左手で投げ入れるとき、N氏(85歳)はまともに入れられたことがない。あらぬ方向に飛んだり、籠を飛び越えたり、手前で落ちたり。
99歳の母でさえ殆どまともに入れるのに、です。ご本人が躍起になってトライされるので、他の皆さんも ガンバレ頑張れと応援してきました。前回19日にご本人が、「白内障で右目が見えない」ということを仰いました。それで26日には皆で右手で右目を押さえて(片目つぶりは難しいので)、「1,2,3!」で全員うまく入れることが出来ました。
当日は欠席があって、丸く座った円形が小さかった事が成功の理由ですが、それよりも、N氏も含め全員が力を合わせて何かをやり遂げたような満足感と達成感を共有した、ほのかな感じではありますが、幸せな雰囲気が漂いました。
母(99歳)がシーツボール入れで、手でボールを押し込むのを笑ってみていて下さる寛容の気配は通常のことになりましたが、この度は、また、新しい感情がはぐくまれたことを嬉しく思いました。 (E.H.)
◇おたより11号◇
「小野からしだね教室に参加して」 重陽の節句に、山科区の地下鉄小野駅近くにある“からしだね館”の認知症予防教室に母と初めて参加した。
少し早めに行ったのだが、会場の前の道路にスタッフお二人が出ておられる。大久保の教室でもお世話になっていたのだが、母が覚えているはずもない。しかし、スタッフの方がいち早く母に気づいて満面のほほえみで駆け寄って、歓迎の言葉を色々とかけてくださるので、母はすっかり知っているつもりになって大喜び。お蔭で、「ここはどこだ」とか、「何しにきたのだ」とか不安に思う言葉が、一切なく、すんなり会場へ。会場の雰囲気にも違和感を感じることなく、着席。
思い返すと、このような歓迎を母が受けたことはかってなかったように思う。 家では私が見えないと、すぐに探しに立つ母に「ちょっと見えないくらいですぐサガスナ、 ナニモデキナイジャナイカ」と心の中でわめかないで、「心配になったの」くらいの優しい声をかければいいのに、親不孝者(!)は反省しきり。
ゲームの中で、「♪ あんたがたどこさ」に合わせて太鼓を叩くとき、べつのご参加の方が撥を打ち合わせているのを、リーダーさんは「いい音が出ますね」ととても自然に仰る。多分親不孝者は「ナニシテンノ、太鼓を叩くのよ」と子供の頃の仕返しをやるだろうと、ひそかにまた、反省。 認知症予防教室は親不孝者の気づきの場でもあると思った次第。 (E.H.)
◇おたより10号◇
「鶏のお陰で「数」を数える大切さを再認識」 9月1日からスズメの学校「脳力開発教室」の4期目を再開する。 新しいお仲間さんをお誘いしたいと思いつつ、今回は新規参加がないまま始めることになった。“思いつつ”ではだめで「お誘いする」と言明し、積極的に動かねばと、反省しきり。
今、お隣のKさん宅に、我が家の烏骨鶏4羽を“草取りボランテイア”に貸し出し中。 鶏を飼うのは初めてだからと、ことあるごとにメール、電話、直接に色々お尋ねいただく。 昨日は、鶏が箱から出ないとの電話があった。見に行くと卵を定量産んだため巣ごもりを始めた様子。 草取りをしそうにないので、その一羽を里帰りさせた。
夕刻には雄鳥がいなくなった鶏を探しているとの、電話。また様子を見に行くと、別に問題ない。それで、「動物には数の観念はない、居るか居ないかだけ」と説明して納得してもらった。そこで閃いた。予防教室で馴染みのお仲間さんとの第4期の教室を始めるにあたって、注意しないといけない点に、である。 「数」を有効に、もっと大切にしようということ。
自分の日常を振り返っても本当にどれだけ「数」に支配されているか。 例えば4人分として、ご飯は、野菜は、魚は、お皿は、と人数にあわせた分量、食べる時間を頭に置いて、調理時間を考えるなど、頭と気を遣っている。もし鶏のように数字で表す概念がなければ、随分と気楽だと思うが、もしそうなら私は哺乳綱の霊長目ヒト科ヒト属の生きものとして生きている…。数の概念があってこそ人間…。
予防教室で、シーツ玉入れゲームでの数の数え方を、ちょっと変えて新鮮味を出そうと思いついた。日付の確認をはじめ、ゲーム各所にある数の確認をリーダーは慣れに流されないように、 意識して、行うべきだと、改めて確認した。 (E.H.)
◇おたより9号◇
「スズメの学校」 認知症予防ネットさんとのご縁のきっかけを、どうしても思い出せないのだが、97歳になった母の認知症予防のために、大久保サテイの予防教室に初めて母を連れていったのは2007年4月。 翌2008年4月にはよい人材を得て、独自に認知症予防教室を主宰することになり、今年8月末で、60回の教室を積み重ねた。
当初から参加の方や都合のつくときだけの参加などいろいろであるが、おおむね10人くらいの参加である。 参加された方々の教室参加前、参加後の変化は格別のテストをするわけではないので、明確には言えないが、皆さんお互いによくお話をなさるようになった、率先して片付けを手伝ってくださる、などが顕著なところ。
主宰者としてはご自宅での様子はどうなのかを知りたいのだが、お尋ねする御家族があまりいらっしゃらないので、知るよしもなかった。 我が親は教室内で少し私がみえないと、どこへ行ったと探すのに、時々「この人、こわおすねん」とご参加のかたに大きな声で!囁いているとおり、家では客観的に変化を捉えにくい。
そこへ、幸いに、母のリハビリに来てくださる先生が、ご参加者の方のところへたまたま教室の翌日にいっておられることがわかった。 そのときの嬉しいお話しを後日聞かせてくださった。 今は90歳に近いご主人と二人暮らしで、木彫や古典講読指導など趣味の広い方である。ご主人がデイサービスをご利用の間に、教室へは月に2度ほどの参加。
教室に来られない週は先生が何か話の緒口をと色々話しかけても、簡単な答えしか来ないのに教室参加された週は、「昨日教室へ行ってきて楽しかった、」と自分からいいだされ、その週はしばらく、会話が発展し弾むという。 教室の脳活性化が数日間たもたれて、思い出して楽しんでおられるようなご様子を間接に聞いて、私自身の喜びも大きい。 教室のお仲間さんをもう少し増やしてもいいかなと思っている。
(E.H.)
◇おたより8号◇
「職場で役にたちそう」この度は、早速テキストをお送りいただき、有難うございます。 市内の介護老人保健施設で、認知症の方にかかわっています。 職場で大変に役にたちそうです。ネット通信も役にたちそうです。 (K.M.)
◇おたより7号◇
「スリーAあじさいの会」 京都市左京区にできた月1回の「スリーAあじさいの会」です。 毎月第1木曜日に開催しています。 最近では4月2日でした。 この日は、お手玉づくりをしました。 短い時間でだいじょうぶかしら?と思っていたのですが 2個作られた方もおられ、裁縫の手が早いのにびっくりでした。 その後、 「ジャンケンたすき取り」と、 「2種類の太鼓」の演奏をしました。 こちらの皆さんは、お祭り事が好きで、今は太鼓にはまっています。 5月は“myお手玉”を使ってお手玉回しをする予定で、 今から楽しみです。 (F.A.)
◇おたより6号◇
「東近江市でも研修会」すっかり秋になってあの猛暑が遠い日のことのように思えますね。お元気でご活躍のことと存じます。 9月22日から当地でも研修会を始めました。 心配していましたが、認知症予防ゲームの楽しさのおかげで みなさんすっかり和まれて、笑いと笑顔で会場が盛り上がりました。 6日は研修会も2回目、初日の緊張もほぐれて とても良い雰囲気のうちにカリキュラムを終えました。 スタッフも張り切ってくれて、やる気満々です。 こうした緊張する体験を通して前進してもらいたい と思っています。 認知症予防教室は、10月からも今までどおり 続けることができました。 これからは研修会を重ねて、市内で認知症予防教室が 広がってくれることを願っています。 (M.Y.)
◇おたより5号◇
とても好感がもてました昨日、大阪の介護保険勉強会に参加してきました。
多くの課題をはらんだまま、介護保険改定がすすめられていますね。 終了後、会場の1階の書店「ウィメンズブックストアゆう」に立ち寄って、 スタッフの方に今回のテキストの件、お礼のご挨拶をしてきました。 毎日4~5冊の注文があるようで、昨日も封筒につめられたテキストの束が ありました。 彼女の感想として
「表紙の“やさしさのシャワー”がとてもやわらかくて、 中身も表紙にたがわず、柔らかな表現で纏められていて、 とても好感がもてました」 とのことでした。 書棚の下のほうに、テキストが10冊ほど積んであって、いとおしく思い、 なでてきました。 (S.M.)
◇おたより4号◇
なかなか面白そう! 早速にご本「認知症予防ゲーム-テキスト- 優しさのシャワー」をお送り下さりありがとうございました。 半ばお義理のつもりで申込んだのですが、ページを繰っていくとなかなか面白そう!ゆっくりと読ませていただきます(北区 Y)
◇おたより3号◇
テキスト一気に読みました「認知症予防ゲーム-テキスト-」を届けて頂きありがとうございます。
私は最近、自分が認知症になりかけているのではないかと不安になっていましたので、一気に読みました。これを読んで自分自身が元気になれました。どうして、と言われても適切に答えられないのですが…この本を読んで私自身ボンヤリと脳を休みっぱなしにしている生活だからではないかということです。
親切な、読みやすく、分りやすく書かれていて、予防ゲームの本質をしっかりと理解されて、ゲームを実践されていることが理解できました。 「優しさのシャワー」は、人間の尊厳を大切にするということ、人が生きるために必要なことだと思いました。 学校教育にも取り入れられたら、学生が自分の尊厳を取り戻し、生き生きと自信を持って学べるようになるのではないかと思います。
私も前からデイや特養で行うレクがしっくりせず、週間行事だから、とやっていることに私自身が参加したいと思えなかったのは、優しさの精神がないからではないかと思いました。
私は昨年隣組の役を持ちましたが、その時に感じたことは、私は老年で、若い方と同じように出来ないが、出来ることはやらなければ、と思っていました。その時、同じ役の人が上手に私に出来そうな役を割り当ててくださったりすると感謝の気持ちが出てきました。平等だけでは高齢者にはできないことが多くあります。平等だけでされると自分はお荷物みたいな感じになります。
優しさのシャワーの精神は、あらゆるところに必要なのではないか。人間の尊厳を守ることが基本となることの大切さなのでしょうか。 自分の自信を取り戻すと言うことでしょうか。 人間として安心、安定が大切ということでしょうか。 介護職員の教育の大切さを痛感しました。
良い本ができたことを喜んでおります。私は今、週一回、一コマの授業だけに行っています。時間もタップリあるのに何もしたくない気分でしたが、この本で頭をたたかれ、秋から行動しなければと思っています。 本当に有難うございました。(M.I.)
◇おたより2号◇
認知症予防講座に出席して今回、認知症予防講座に出てみようと思った動機は、昨年地域の老人会(永楽会)に入会したこと、後期高齢者になったこと、全く個人的なことながら、今年の1月に19日間入院治療を受け、人生の第4コーナーを過ぎ、ゴールに近づいてきたことを自覚させられたことにあります。
講演で強調されたのは、“声をあげて笑う”“忘れても幸せ”“音楽療法”など、またゲームでは少しずつむづかしくしたり、ある程度の競争心を刺激したりして、仲々うまく考えてあるなあと感心しました。
認知症を予防するのは、結局最後まで、頭と身体を使うように、本人が努力し、まわりの人も本人にそれを促すことにあると感じました。また、他の人とのコミュニケーションも大切で、配偶者が亡くなった時、夫の方が早く認知症になったり、亡くなる理由もわかるような気がしました。 それにしても、認知症予防ネットを立ち上げられて、高齢者の生き甲斐のためにご尽力されている関係者の方々に敬意を表します。
城陽市 匿名希望筆者は、当法人理事・村岡の同級生です。はじめに連絡をもらった時、高林氏の体験を基調にした講演に、非常に感動した、さらに、認知症の方も、その人らしく、生きていけることに驚きと希望をもてた、と言っておられたことを、併記しておきます。 村岡洋子
◇おたより1号◇
5回の研修会で前進 通信12号、届きました。ありがとうございます。 認知症予防ゲームのテキストがいよいよ発刊ですね。おめでとうございます。さて、私たちも9月から11月にかけて5回の研修会を することが出来るようになりました。まちづくり補助金の申請をしていました。 交付決定をしてもらえて心配ですが前に進むこと以外にない
という状況です。スタッフのスキルアップが最大の課題ですが、 決定したことで、全員で会合を持つ機会を何回も作り、 研修会のスタッフになってもらえることが、スキルアップになると考えています。その研修会には発行されますテキストを使わせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 9月22日スタートです。
今までの教室では、グレーゾーンというよりも、しっかり認知症の方も喜んで来て下さっていますが、大発見はご夫婦で参加されていて介護者である奥様がお元気になられて介護力がアップする のです。それと、「あきらめない」の意味を「自分を自分であきらめない」
「やろう」という心を持つことがスリーAの効果が高い、など伝えることでやる気をもたれることもわかりました。そして何よりも、来て下さる時間だけでも楽しいことも認知症の方には大切なことです。いろいろな気づきをいただいて頑張っています。 少しでも増田先生の後押しができるといいですね。これから教室です、行ってまいります。 (M.Y.)